虫歯になりにくい生活習慣を身に着けたい3つのポイント
いつまでも自分の歯で生活を送れるのはとても幸せなことです。これを実現するためには、幼い頃からブラッシングや歯科医院通いを習慣化し、予防に努めるのが大切。さいたま市の歯医者「あさか歯科医院」が、そのためのコツについてお伝えします。お子さんが健康な歯を生涯にわたって保てるよう、ぜひ参考にしてください。
食事・おやつの時間を決めましょう
お口の中に食べ物が長時間溜まっていると、虫歯菌の感染リスクが高まります。そのため、食事やおやつを食べ続ける「ダラダラ食べ」はやめさせるようにしましょう。できるだけお口の中に食べ物がない時間をつくるように努めるのが大切です。なお、おやつを選ぶ際は、糖分が含まれていないノンシュガーのものがおすすめ。
乳歯のケアに有効なキシリトール
効果1 | 虫歯の原因になる酸がつくられない |
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効果2 | プラークの材料にならない |
効果3 | プラークの量が減るのでブラッシングが楽になる |
効果4 | 虫歯の原因菌であるミュータンス菌が減る |
効果5 | 歯の再石灰化を促す |
なお、キシリトール入りの食品を選ぶ際には、含有量が50%以上のものを選ぶようにしてください。量は多ければ多いほど虫歯の予防効果が高まります。また、キシリトールはガムかタブレットでしか効果が期待できないので、この点は注意してください。
食後のブラッシングを習慣化しましょう
虫歯予防の基本は毎日のブラッシングです。子どもの頃から食後にブラッシングをする習慣を身につければ、将来にわたって健康な口腔内環境を維持できるでしょう。なお、小さいお子さんはまだ自分だけで上手にブラッシングができません。小学校低学年くらいまでは、親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。
ブラッシングを続けるコツ
「ブラッシングをするとお口がさっぱりして気持ちいい」という感覚を覚えるのが、ブラッシングの習慣化には重要です。以下のコツと合わせて、ぜひ工夫してみてください。
POINT1 | 授乳や食事の後には、ぬるま湯で塗らしたガーゼで生えはじめの乳歯を拭いてあげてください。さっぱりとした爽快感を得られます。 |
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POINT2 | 生後6か月頃の赤ちゃんは、何でも口に入れたくなる時期です。このタイミングで歯ブラシになれさせておくと、ブラッシングへの抵抗感が少なくなります。ただし、お子さんが歯ブラシを喉まで突くなどしないよう注意して見守ってください。 |
POINT3 | 外出中やお子さんがぐずってブラッシングが難しい場合は、うがいを行うだけでも予防効果があります。お口の中もさっぱりします。 |
POINT4 | 就寝前のブラッシングは、唾液の分泌を促進させ、お口を清潔に保つのに役立ちます。また、気持ちよく眠りに就けるようになります。 |
歯が生えはじめたら歯科医院へ通いましょう
「歯がある=虫歯のリスクがある」ということ。そのため、お子さんに歯が生えはじめたなら虫歯の有無にかかわらず、まずは歯科医院へ行きましょう。予防処置を小さな頃から受けておけば、歯医者さん通いが習慣化し、健康なお口づくりに役立ちます。